2021年 4月 の投稿一覧

5月の医院からのお知らせ

令和3年5月の予定

13日(木) 院長 松本歯科大学校友会岡山県支部理事会(20時)
20日(木) 院長 2歳6か月健診のため13:30~15時まで不在
22日(土)
矯正歯科診療日 午後のみ14時~に変更
26日(水) 院長 高梁小学校 歯科検診)

令和3年6月の予定

2日(水) 院長、樋口亜由子歯科医師 日新高校 歯科検診
9日(水) 院長 高梁中央保育園 歯科検診
16日(水) 院長 落合保育園 歯科検診
26日(土) 矯正歯科診療日

※現在岡山県は宣言解除中ではありますが、変更になることがあります

大人のむし歯「二次むし歯」とは?


こんにちは。高梁市 医療法人社団 將斗会 樋口歯科医院 院長の樋口です。

日中はだいぶ暖かくなり、窓を開けていると気持ちいい風が入ってくるようになりましたね。

大人が歯を失う原因の7割を占めているのが「歯周病」「むし歯」です。

子供の頃むし歯で通院したことがある人は多いと思いますが、大人になってからのむし歯は昔治療をしたところが再度むし歯になってしまう二次むし歯」が多くなります。

二次むし歯とはどういうものか簡単に説明すると…

一度むし歯治療を受けた歯は大きく削られ、弱く細菌感染しやすい象牙質が露出しています。

そこに補綴物(つめものやかぶせもの)を装着して保護しているのですが、実はこの補綴物は永久的にむし歯から守ってくれるものではありません

  • 補綴物と歯のわずかな隙間から細菌が入り込む
  • 接着しているセメントが年月を経て溶け出して隙間ができる
  • 補綴物自体の経年劣化

などの理由でまたむし歯になってしまうことがあります。これが「二次むし歯」です。

(特に保険適用で作成した補綴物の場合これらが起きやすくなります。)

では、子供の頃は「削ってつめる」で済んだむし歯が大人になるとどうして「歯を失う」ことになってしまうのでしょうか?

それは「二次むし歯である」ということに原因があります。

一度大きく削られているところに再度治療をするため、今度は神経まで達したむし歯になってしまっていることが多く、抜歯せざるを得ないことが多くなってしまうのです。

二次むし歯にさせないためには…

毎日歯みがきやフロスなどでしっかりセルフケアをしましょう
 歯と補綴物の間に歯垢(細菌)を残さないように!

二次むし歯になりにくい補綴物を選びましょう
プラスチックや銀歯の補綴物は保険治療が適用され、安価で済むことが利点ですが、その反面、隙間ができるなどの劣化が起きやすく、また歯垢がつきやすい素材です。自費診療にはなりますが、セラミックなど隙間が出来にくく、歯垢がつきにくい素材もありますので、検討してみることもおすすめです。

定期検診を受ける
二次むし歯は補綴物の下に隠れて見つけづらいもの。歯科医院で定期検診を受け、歯石やバイオフィルムなどの汚れを取り除くケアを受けるようにしましょう。